クラスTシャツを作る理由は

Ｔシャツの歴史はそう古くはなく、一般に認知されるようになったのは第二次世界大戦後になります。アメリカの兵士たちが綿のシャツを気に入って、アンダーウェアだったＴシャツを上着なしで着用するようになってからです。日本でクラスTシャツが作られるようになったのは、そのＴシャツが若者の文化のひとつとして定着した後のことです。体育祭などでワンポイント入りで作られるようになり、今では様々なグループ単位でも作られています。

では、何故クラスTシャツが喜んで作成されるようになったのか、その理由を項目ごとに見ていきます。例えば、学生のクラス単位で作成する目的は、一体どこにあるのかも気になります。それは、文化祭等のクラス単位でのイベントがある時に、チームの全員が同じ物を着用する統一感が味わえる事にあります。多くの個性が集まっているチームですが、それがチーム内での一体感が高揚へと繋がっていくからです。

更に近年ではＳＮＳへ写真を投稿するのは日常的であり、良い意味で目立てる写真の撮影も可能です。そのような写真を掲載することで、チーム全体の印象を良くすることにも貢献できるのです。そして、アイデアを寄せ合い作ったクラスTシャツは、色々な意味で良い思い出の品にもなるのは間違いありません。イベント後には普段気として着用することにも、記念の証として残すことにもそれぞれ意味のあることになります。

ただ、同一のチームとして作成されたクラスTシャツであっても、全く同じデザインでは個性があまり感じられません。そこで、スポーツ選手のユニフォームのように名前を印字すれば、チームの中でも自分のものという喜びも長く残っていくでしょう。